Photo Exhibition
私は川沿いを歩き、川の写真を撮る。川面を見るとさまざまな色のカタチ作るモノの線や面が歪んで見える。色彩の質と量が歪み、カラフルな補色は感覚的に美しい「何か」を創り出す。
その歪んだカタチや色の重なりは表層で揺らめき決して混ざる事はない。
脇道にある街灯の柱に陽の光が反射し水面に1本の光線が映り、川底まで届くかのように流れと共にくねくねと曲がり、透過しながら揺らいで沈んでいく。
その「何か」の世界はリアルに存在しているが、私が見つめる流れる世界は、水面を境に特別でむかし描いていた絵画の色使いの快楽と90 年代後半に眺めていた名前の知らない実験映像の一場面を思い出す。
作品について
作品には合成や加工は加えず、「光の反射する水面」を切り取った写真作品となっている。
2023.3/16(thu)-26(sun)
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