unreality flows の展示について

galleryMainの展示空間の天井は高く広々とて作品を遠くからも眺める事ができます。作品はB0、B1、A1ノビと私の中では大きめな写真作品10点をメインに配置し、写真のほかアクリル絵の具で描いた小さなイラスト6点を展示していています。
作品を大きくした理由として、画像編集用のディスプレイや持ち歩く用のA4サイズにプリントでは水面の抽象的な形や線描のバリエーションが上手く伝わらなず、単純な理由ではありますが、作品を大きくプリントし細部の写り込みを見せる事に大きな意味をもつ作品となります。
川の流れから見える抽象的な絵画のようなカタチを離れたたところから眺め、近くで細部を確認することは目的の一つとなり、私自身が今回の展示で眺めて見たかった景色なのです。
レンズを通して生まれるピントのボケは、遠くのボケだけではなく、写り込みの中にもボケは細かく散りばめられています。10日の展示の中で眺めることは、作品との対話の場、当たり前ではあるりますが人に見ていただき会話をすることで再認識する場となるのです。
どのような言葉で表せればいいのか迷っていたのですが、何気ない日常の中にある抽象絵画のような写真、抽象写真という表現も会話の中で再認識できたことは今後の作品作りの改題ともなった気がします。
広い会場で眺める事、人に見てもらうことが大切な場所となりました。

プリントして気づいた絶妙な黄色味。このような色が入っているのが嬉しい。

イラストを描いたこと。川の流れに映るカタチにはルールやパターンがあるのではないか。から始めた流れをトレースして描いたイラスト。
繰り返すカタチのトレースによって何か新しいイメージが生まれるかもしれないですが、その先駆けとして今回の展示に含めました。

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